No 677 コックスバザール 世界最大の難民キャンプ訪問 その1 視察の背景
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2026年01月、バングラディシュのコックスバザール県にある「世界で最大の難民キャンプ」を訪れてきました。
世界最大の難民キャンプで暮らす、「ロヒンギャ難民」の歴史と視察の背景を、まず説明させて頂きます。
■ コックスバザールのロヒンギャ難民キャンプ
コックスバザールは、世界で最長のビーチがある事で知られるバングラディシュの観光地です。ここには、世界で最大と言われる難民キャンプがあり、約130万人のロヒンギャの人々が、避難生活を送っています。
ロヒンギャとは、ミャンマー国内にいるベンガル系民族のイスラム教徒たちを指す言葉です。1948年のイギリス領からの独立後に、ミャンマーに住むベンガル系のイスラム教徒たちを指す言葉として、ロヒンギャという言葉が使われるようになりました。
殆どのロヒンギャ達は、ミャンマーの西側、バングラディシュ国境辺りの地域に、長い間住んでおり、民族も言葉も文化も、バングラディシュの人々と近いです。この辺りの地域は、イギリス植民地時代には、インド帝国の中のベンガルという地域でした。
民族自立を掲げる内戦が続くミャンマー国内では、アジア系で仏教徒のビルマ族が主流であり、ロヒンギャの人々は、バングラディシュからの不法移民として差別されることも多くありました。
そんな状況の中で、2017年ロヒンギャの独立勢力とミャンマー国軍が衝突し、多数の死傷者が出ました。この事件をきっかけに、70万人のロヒンギャ達が、隣国のバングラディシュに逃げ込み、コックスバザールに難民キャンプができました。
地理的に、隣国ミャンマーとの国境を接していることから、2017年以降、毎年のようにミャンマーからの難民を受け入れ続けて、2026年現在には、約130万人のロヒンギャ難民たちが、コックスバザールの難民キャンプで生活しています。
■ 難民キャンプ視察の背景
セカンドライフでは、以前から、タイ側に避難しているミャンマーからの避難民の支援を行っています。
2024年には、1200個のランドセル寄付と、学園祭を行わせて頂きました。
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ミャンマーでは、今の時点でも軍事政権下で、内戦が行われています。
タイ側に逃げてくるのは、ほとんどが仏教徒のアジア系の人々です。
一方で、ベンガル系のイスラム教徒 = ロヒンギャも、ミャンマー国内に沢山住んでいました。
ロヒンギャ達は、民族的に近いバングラディシュに難民として逃げ込む人が多く、バングラディシュのコックスバザールにある難民キャンプには、2026年1月現在で、推定130万人のひとびとが難民生活を送っています。
コックスバザールの難民キャンプは、世界最大の難民キャンプと呼ばれています。
このロヒンギャの日本最大のコミュニティが館林にあります。
ロヒンギャ支援を続けているアウンティンさんとお知り合いになるきっかけがあり、色々な話を聞き、私たちも物資での支援を行わせて頂く事になりました。
アウンティンさんは、ロヒンギャ出身で、館林に20年間住んでいて、現在は日本に帰化されています。貿易の会社やレストランを経営しながら、日本からロヒンギャを支援する活動を行われています。
難民キャンプにも学校があり、子供たちの教育支援を行いたいという事で、文房具、サッカー用品などを持って行くことになりました。
セカンドライフには、日々、色々な企業さん、個人さんからの寄付品が届きます。
その中に、2025年秋に、野村ホールディングス様のオフィス移転により、不用になり、私達に頂いた防災グッズがありました。
防災グッズの中から、コックスバザールの難民キャンプで必要とされるであろう「手回し懐中電灯」「防災毛布」も、大量に持って行くことになりました。
こうして、総勢10名のチームができ、コックスバザールの視察に訪れる事になりました。
■ 関連情報
・ 677 コックスバザール 世界最大の難民キャンプ訪問 その1 視察の背景 ・ 680 コックスバザール 世界最大の難民キャンプ訪問 その2 難民キャンプの生活 ・ 681 コックスバザール 世界最大の難民キャンプ訪問 その3 HEIWA School ・ 682 コックスバザール 世界最大の難民キャンプ訪問 その4文房具の寄付 ・ 683 コックスバザール 世界最大の難民キャンプ訪問 その5 サッカー用品の寄付 ・ 684 コックスバザール 世界最大の難民キャンプ訪問 その6 防災用品の寄付