No 692 人口ボーナスと教育支援
■ 人口ボーナスとは?
人口ボーナスとは、働く世代(15〜64歳)が人口の中で最も多くなる時期のことです。この時期は、子どもや高齢者を支える負担が相対的に軽くなり、多くの人が働き、稼ぎ、消費し、税金を納めることができます。その結果、国の経済は成長しやすくなり、教育、インフラ、医療、産業への投資も進みます。
ただし、人口ボーナスは永遠には続きません。教育や雇用が不十分なまま時間が過ぎると、若者は力を発揮できず、やがて高齢化が進み「人口オーナス(重荷)」に転じてしまいます。
つまり人口ボーナスは、「 正しい政策と人づくりによって初めて活かせる“成長のチャンス”」です。
■ 人口ボーナスと教育支援の関係
人口ボーナスとは、若く働ける世代が多いことで国が成長しやすい状態を指します。しかし、若者が多いだけでは経済成長は起こりません。教育こそが、人口ボーナスを「成果」に変える最大のカギです。
教育によって基礎学力や専門スキルを身につけた若者は、生産性の高い労働力となり、企業の成長や技術革新を支えます。優秀な人材が育つことで国内外の企業が投資し、雇用が生まれ、税収が増え、さらに教育やインフラへ再投資が進みます。
一方、教育が不足すると若者は十分に働けず、失業や貧困が広がり、人口ボーナスは逆に社会の負担となります。
つまり人口ボーナスは自動的に成功をもたらすものではなく、教育によって初めて「成長の好循環」を生み出すチャンスなのです。
■ セカンドライフの役割
セカンドライフでは、現地の視察を大切にしています。
各国のゴミ山、スラム、難民キャンプなど、色々な場所のレポートを行っていますが、その度に教育の大切さを感じています。
農村から、高賃金を求めて、都市部へ出てきたとしても、都市部でのサービスを提供できるだけの十分な教育がないと、結局は、平均よりも安い賃金、悪い労働環境で、生産性の低い仕事に就く人が増えます。
その状態で、人口が増え続けると、収入が上がっていないため、消費が増えず、仕事に就けない人が増えて、賃金も上がらず、マイナスのサイクルに入ります。
私達、セカンドライフは、子供達への教育支援を続けることで、この状況を反対に回すことができて、人口ボーナスの恩恵を十分に生かすことができると考えています。