認定 NPO法人グッドライフは、寄付の見える化に挑戦中!
認定 NPO法人が、寄付の見える化に挑戦中!
はるばる日本から、人が訪ねてくることなどめったにないことで、多くの親戚の方々が、集まってくれました。
多くの親戚の方々は、サクテン村に住んでおられますので近所なのですが、レキさんのお母さんは、この日のために5-6時間ほど歩いて下山して、会いに来てくれました。(お父さんはヤクの世話などがあり、来れませんでした。)
サクテン村は、標高3000m強ありますが、レキさんのお父さん、お母さんは、もっと標高の高い4000m-5000mくらいの山のてっぺんに住んでおられます。そこから、徒歩で移動されるので、帰りは8時間程度かかるそうです。
ちなみに、そんなに標高の高いところに住んでいる理由は、ヤクが寒冷動物だからです。長い毛に覆われたヤクは、夏は標高3000mのサクテン村でも暑く、より高い山の上でないと生活ができないのです。
集まって頂いたご家族、親戚、友人の方々は、日本から持って行ったラッピングに包まれた宝物のような品物を見て、とても喜んで下さいました。
シャボン玉、ぬいぐるみ、子供の洋服、おもちゃ、お弁当箱、ビーズなど、見たことのないものばかりで、使い方の説明も行いながら、1人づつにお渡しさせていただきました。
子供たちは、おもちゃや、ぬいぐるみなど、説明しなくても使い方を理解して熱心に遊んでました。お料理のおもちゃなどは、お姉ちゃんも参加して、包丁で野菜を切ったりと、一緒におままごとをしていました。
ぬいぐるみは世界共通で喜ばれるもので、大事そうに抱っこしたり、時には投げたりしてましたが、最後は箪笥の中に大事そうにしまっていました。
食器は、とても高価なものに見えたのか、戸棚の奥にしまっていましたので、使うところは見れませんでした。
時計は、1つもありませんでしたので、壁掛け時計に戸惑ってましたが、写真などを飾っている壁に飾ってくれました。電気のない時代が長かったため、日の出・日の入りの明るさや鶏の声などで、おおよその時間が把握できるため、壁掛け時計などを見る習慣はあまり無いようです。
朝の5時頃に日の出を迎えますが、日の出前には多くの人たちは起きて、5時半くらいから学校でサッカーしたり、登校して友達とお話ししたりしていました。
日本の感覚だと、とても早起きだと思いますが、現地では自然のリズムと共に生活している事が良く理解できました。朝の澄んだ空気、夕方の湿った空気で、大体の時間や天気を肌で感じ取る事が、サクテン村では普通の生活です。
シャボン玉を見るのは、どの子も初めてのようで、手も袖も顔もびしゃびしゃにしながら、やっとできたシャボン玉を見て、歓声を上げていました。彼ら、彼女らにとっては、人生で初のシャボン玉になりました。
サンダルは、同じようなものを履いている子が何人かいました。サクテン村には真ん中に川が流れていて、湿った土地が多い事と、ほとんどの季節は寒く雪も沢山振るため、夏でも長くつを履いている子が多くいました。子供は、裸足かすぐ脱げるサンダルを履いている子も何名かいましたが、今回の寄付のような薄いピンクの模様が入った綺麗なサンダルは珍しくて、とても喜んでくれました。
サンダルをあげた女の子は、ちょうどぴったりのサイズで走りやすかったらしく、早速あちこちを駆け回っていました。
サンダルを寄付した午後に、村の小高い丘の上にみんなで散歩に行き、女の子も一緒に行きました。彼女は、新しい靴を履いて気分が良かったのか、行きも帰りもずっと走っていました。秘境と呼ばれるブータン王国の中でも、更に秘境と呼ばれる大自然の澄んだ空気の中で、草むらに寝転んだり、草原を駆け回ったり、山の斜面を駆け下りたりする姿を見ていると、寄付されたサンダルも喜んでいるような気がしました。
ちなみに、私は、標高3000mの富士山の山頂ほどの高さで、女の子を追いかけて一緒に走ったのですが、やはり酸素が薄くすぐに息が切れました。来年はお母さんの住む標高4,000mより上まで行こうと思いますが、辿り着くにはトレーニングが必要そうです。
親戚のみなさんは、今回の訪問と富士通様からのプレゼントをとても喜んでくれて、お礼にと、伝統的なダンスや歌を歌ってくれました。
また、アラと呼ばれる日本酒のような風味の地酒で、何度もおもてなし頂きました。
自然の中で暮らすサクテン村の人々は、とてもシャイですが、フレンドリーで、今回のプレゼント交換を通じて多くの人たち、子供たちと仲良くなることができました。
沢山のプレゼントを頂いた富士通の皆様へ
サクテンの人たちに代わって、最大限のお礼を言いたいと思います。
今回の訪問では、「品物」だけではなく、「皆様の気持ち」も一緒に持って行き、ちゃんとお渡しすることができたと思います。
たくさんの心のこもったプレゼントを頂き、本当に、ありがとうございました。
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