オレゴン州の小学校 x 絵本の寄付 | さくら文庫
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公開日 : 0000-00-00

オレゴン州 さくら文庫 絵本の寄付

コロナ渦による、日本人学校の授業がオンライン化に伴い 図書の貸出が制限され、学ぶ機会が減ってしまうこと。 現地では、日本語の図書が大変貴重で手に入りにくいこと。への対策として、アメリカ合衆国のオレゴン州にさくら文庫が開設されました。開設に伴い、絵本を寄付させて頂きました。

目次

1 ) 絵本を寄付させて頂きました。

アメリカオレゴン州でピアノスクールを運営されている、日本人の方より
現地で日本語図書館を開くため、絵本の寄付をご依頼頂きました。


寄付にあたり、お電話にて取材させて頂いたところ、

現地に多くのお子様が通う日本人学校があり、
日常会話や読書を通して日本語の学習を行っていたが、
コロナ渦による、日本人学校の授業がオンライン化に伴い
図書の貸出が制限され、学ぶ機会が減ってしまうこと。
現地では、日本語の図書が大変貴重で手に入りにくいこと。
などを教えていただきました。


お送りする絵本の準備にあたり、
ご依頼主様より、日本在住のご友人から絵本を募集され、
集まった絵本をご友人の方々がセカンドライフに届けて下さりました。



セカンドライフでは、全国からお送り頂いた絵本の中から
お子様の年齢層にあうものをなるべく満遍なくお選びさせて頂き
お持ち頂いた絵本と合わせて、お送りさせて頂きました。

 

 

2 ) 絵本のリユースについて

今回、絵本をお送りさせて頂くにあたり、

未就学児を対象年齢とした絵本は、
お子様の成長に合わせて入れ替わりのサイクルが早いため、
集まりやすい傾向にあります。

比較して、小学生が読まれる図書が少ないため
お集めするまでに、少しお時間を頂く可能性がありました。

そんな時、定期的に絵本を寄付して頂いている
ハクジュプラザ様から、丁度ご連絡があり
探していた小学生向けの図書の絵本も一緒に準備することが出来ました。



ハクジュプラザ様は、
電位治療器で有名なヘルストロンを取り扱うメーカーさんです。

大阪支部を挙げた地域交流としての取り組みで
店頭にお越しのお客様から、読まなくなった絵本を募集し
セカンドライフに寄付して頂いております。


3 ) 寄付先から頂いたレポート











図書館の経緯

 2019年夏に、夫の転職を機に、アメリカに移住しました。子どもは、現地校に通い始めましたが、やはりアイデンティティとしての日本の存在を忘れたくはなく、毎週土曜日に日本人学校へ通い、勉強を続けました。しかし、英語の上達は早くても、日本語の語彙力を増やすことはそう簡単ではありません。そんな時、日本語の図書館があることを知り、定期的に通ったり、日本人学校の貸出図書を利用したりして、日本語力の維持に努めていました。

 まもなくコロナ禍となり、日本人学校がオンライン授業となり、学校の貸出図書を利用することができなくなりました。学校や先生方は、そんな中でも充実した素晴らしい授業を続けてくださいますが、子ども同士の日常会話や、読書の時間が失われることは、子どもたちにとって大きな学びの時間を失ったことは否めません。私自身が、中高の教員だった経緯もあり、何とか生徒たちの学びの場を確保できないかと考え始めました。そんな中、ふと友人と話す中で、日本人学校から比較的近い場所にある自宅で、日本語の図書館を開くことができれば、400名超の在籍者がいる日本人学校の生徒さんにも利用してもらえるのではないかと思いつきました。

 そうと決まれば、まずは本集めです。しかし、駐在の方も多いポートランドで、日本語の本は非常に人気があり、帰国時にも売ったり友人に譲ったりされることが一般的であり、本が余っている状況はあり得ません。また、日本語の本をネットや日本語の本を扱っている現地の本屋さんで購入することはできても、数百冊レベルの本を集めることは、事実上不可能です。そこで、現地の方に寄付を呼び掛けましたが、渡米して間もなく、知り合いも少ない私にとっては、なかなか思うように話は進みませんでした。そこで、日本の友人に声掛けして、教えていただいたのが「セカンドライフ」さんでした。すぐに連絡して経緯をお伝えすると、非常に速いテンポでご理解頂き、趣旨に賛同してくださいました。結果、個人的な友人からの支援の本も合わせ、まとめて160冊ほどを送っていただけるというのです。残念ながら、コロナ禍で飛行機の空輸便が止まっていたため、数カ月かかる船便を利用いただくこととなりましたが、こちらでは、本棚を作ったり、既に集まっている本のカバー付けや蔵書登録をしたり、HPや本に押すスタンプを作成したりと、あっという間にその日がやってきました。

 「きたーー!!」という子どもの声で開けてみると、ぎゅうぎゅうに詰められた日本語の本がそこにありました。こんなに多くの日本語の本を目にすることは、こちらではなかなかなく、なんという贅沢な空間かと、しばらく見惚れていました。頂いたのは、本だけではありません。セカンドライフさんに寄付してくださった日本の皆さん、友人、そしてセカンドライフさんの理念など、大きな想いを一緒に受け取り、胸いっぱいになりました。
実現したいこと

 これからしばらく、蔵書登録などの準備を経て、この秋にはオープンしたいと考えています。乳幼児から大人まで、幅広い対象の本を集めているので、多様な方にご利用いただければ嬉しいです。小さいお子さん連れの方のための平日午前と、学生さんのための平日夕方、また、平日来ることが難しい方のために、土曜も月に一度ほどオープンしようと思っています。自宅で開いているメリットとして、お茶と共に、同世代の方の交流になれば、それほど嬉しいことはありません。そこで、情報交換や憩いの場として、本を通して、人との交流の場にできればと考えています。
オレゴンでは、コロナ禍の規制がなくなったものの、日本人学校の対面授業には至っていません。学生さんたちにとっても、生きた日本語で交流できる貴重な場にしたいと思います。ここに住む我々にとって、子どもの進路もまた、大きな問題です。私自身は、中高の教員であり、夫は、大学教員でした。日本の教育の現状を伝え、アメリカの情報を頂き、子どもたちの選択の幅を広げることができればと願います。

この日本語図書館のオープンに向け、友人たちより、様々なアドバイスや、カバー付けの作業のお手伝い(丸投げ?)などの協力を頂いています。セカンドライフさんはじめ、皆さんの想いを形にすべく、しっかりと歩みを進めたいと思います。ポートランド在住の皆さん、日本から遊びに来られている皆さん、ぜひ遊びに来てください。

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