No 675 世界最大の難民キャンプへの視察に行きます。 NHK放映
世界最大の難民キャンプ「コックスバザール」への視察へ行くことになりました。
ロヒンギャとコックスバザール
コックスバザールとは、バングラディシュの南部にある海沿いの街の名前です。
隣国ミャンマーと隣接した地域にあります。
このコックスバザールには、隣国ミャンマーの内戦から逃れてきた「ロヒンギャ」と呼ばれる人々のための難民キャンプがあります。
2025年現在で、推定130万人の人々が住んでいると言われており世界最大の難民キャンプとして知られています。
この背景には、ロヒンギャ問題があります。
ミャンマーは、1948年にイギリスから独立を果たし、現在の国境線となりました。
ミャンマー西部は、インド、バングラディシュと国境を接しており、元々、インド・アーリア系の民族であるベンガル人が多く住む地域でしたが、独立時にミャンマーに属することになりました。
独立以降、ミャンマーに住むイスラム系ベンガル人の事を、ロヒンギャと呼ぶようになりました。
ミャンマーは、多民族国家で、仏教国です。独立後も民族独立のための内戦が続いていますが、仏教徒とイスラム教徒との宗教的・文化的な対立もあります。
アジア系の仏教徒が多数を占めるミャンマーでは、ロヒンギャは、異質な存在として扱われてきました。
ミャンマーの公用語であるビルマ語を使わず、隣村でも文化や言葉が異なると言われる多様で歴史的な文化の背景があり、イスラム教徒であるなどの理由から、基本的には、不法移民とみなされており、多くのロヒンギャが無国籍の状態にあり、ミャンマー国内で差別の対象となっています。
そんな中、2016-2017年にかけて、ロヒンギャと国軍による大規模な衝突が発生しました。
この衝突で、約70万人のロヒンギャが国外に逃亡し、バングラディシュに逃げ込み、難民となりました。
それ以降、繰り返される内戦の中で、難民の数はどんどん増え続けて、2025年現在は、推定130万人のロヒンギャ達が、バングラディシュのコックスバザールで避難生活を続けており、コックスバザールは、世界最大の難民キャンプとして、知られるようになりました。
寄付の経緯
群馬県館林に住むアウンティン氏は、ロヒンギャ出身の実業家です。
館林市で、自動車部品などの輸出を手掛けており、ムスリム食( ハラール )のレストランも経営しています。
在日ビルマ・ロヒンギャ協会の副会長として、色々な支援を継続して行っています。
特に、コックスバザール内に建設した学校「 HEIWA SCHOOL 」への教育支援も継続して行っています。
現在は、この学校への寄付は、BWD ( Because We Do )の鈴木聡真実君(17歳)と協力して行っています。
鈴木君は、12歳のころ、こども新聞でアウンティンさんの活動を知り、会いに行って話を聞き、何か支援をしたいと考えたそうです。
子供たちが中心となり、両親の手も借りてクラウドファンディングを実施し、400万円の資金を獲得しました。それから5年間で、合計8回の支援を行い、現地の視察も実施してきました。
その中で、現地の子供たちの状況や要望を深く知るようになり、寄付品の内容・支援の内容もより具体的になっていきました。
活動を継続して続けて行くには、継続的な資金が必要です。
文房具やスポーツ用品、パソコンなどの購入には、多額の費用が掛かります。
私たちは、アウンティン氏と聡真君の継続的な活動に共感し、ロヒンギャ支援のための寄付協力を行わせて頂く事となりました。
セカンドライフが協力することで、安定した文房具や学用品、スポーツ用品の供給が可能になります。
夏はサイクロン、冬は火事に度々見舞われる難民キャンプにおいて必要となる懐中電灯、毛布などの防災グッズも、寄付させて頂く事となりました。
2025年1月4日より、約1週間、約10名のチームで、バングラディシュのコックスバザールの難民キャンプを実際に訪れて、視察と寄付を行ってきます。
それに先立ち、NHKの取材がありましたので、NHK取材の際の写真を掲載しておきます。