ブータン王国 サクテン村の
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ブータンのサクテン村の風家をご紹介します。
サクテン村は、標高3000mの高地にあります。富士山の頂上とほぼ同じ高さです。なので、夏も涼しく冬には大雪が積雪します。そのため、多くの人は便利な長くつを履いて生活しています。女性でスカートをはいている人は見かけません。
この村には、プロクバという民族の人々が代々生活しています。元々はチベットの方から来た人々で、ブータンの最東でありインドとの国境のこの辺りの山々で生活しています。
プロクパは、何百年も前からヤクを放牧して生活してきました。ヤクの乳からチーズやバターを作って、街に行ってお金やお米などの生活必需品と交換します。今も基本的には同じ生活をしています。ヤクは、全世界の生息数の約90%がこの辺りに生息しているそうです。
ヤクという動物は、全身を長い毛で覆われており、寒冷地でのみ生活できる動物です。そのため、標高3000mのサクテン村よりもっと標高の高い、標高4000m, 5000mの山間部で放牧されています。そのため、多くの山間部の開けた場所に放牧生活をする人々が住んでおり昔ながらの生活を行っています。ヤクの肉は干し肉として保存食料になり、体毛で帽子や服、カバンなどを作ります。
サクテン村は、周りを4,000 - 5,000m の山で囲まれた平地です。この辺りではまとまった開けた土地なので、学校とか市役所とか病院など、公共の期間も多くあり、人々が多く集う集落になっています。山の子供たちが、学校に通うために、寄宿生活をするための寮もあります。
レポーターのレキさんのお母さん、お父さんも同じ生活を送っています。お母さんは、今回の訪問に合わせて、8時間かけて歩いて山からサクテン村まで下りてきてくれました。70代の女性ですが、とても元気です。誰よりも歩くのが早く、まったく疲れを見せません。私たちにとっては富士山の頂上くらいの高山で、たくさん歩くと息が切れたり、通常よりもパフォーマンスが落ちますが、山の人々にとってはここは低地で、普段より良く動けるのだそうです。
電気は来ていますが電灯に使うことが殆どで、お風呂・料理などは、今でも薪をくべて火で行っています。300名いる村の小学校の給食も薪で煮炊きを行っていました。このため、山に芝刈りに行く人を良く見かけます。子供たちも学校が終わった後、薪を拾いに行く姿をよく見かけました。
ゴロゴロとした石が沢山転がっているため、それらの意思を使った石垣造りの家が多いです。石垣で組み上げられた壁に、木とトタンを組み合わせて、多くの家が作られています。
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