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2024年05月04日 更新

今回は、東南アジアの社会主義の国であるベトナムより、レポートをお届けします。大都市ホーチミン市から、車で3時間半、船で30分、バイクで10分かかるメコンデルタの小学校を訪問しました

東南アジア ベトナムからの寄付レポートです

ベトナムの情報

ベトナムは、世界で5つしかない社会主義の国です。あとの4つは、中華人民共和国・北朝鮮・ラオス・キューバです。

南北に細長い形をしていて南端から北端まで1,650kmあります。日本の本州とほぼ同じ長さです。
中国、ラオス、カンボジアと接していて、東側の多くは南シナ海に接しています。

面積は、331,000km2で、日本全土の面積(378,000)の約90%の広さです。
人口は、約1億人ですので、国土・人口で見ると、日本に近い国と言えます。

首都は北部のハノイです。最大都市は南部のホーチミンになります。通貨はドンといいます。

ベトナムの歴史

10世紀以前に、中国の南東岸に住んでいた「百越」という諸民族が南下し、今のベトナムに住み始めました。中国の漢/唐の時代には、中国の支配下にありましたが、10世紀には独立して王朝文化を反映してきました。

19世紀には、ラオス、カンボジアと共に、フランスの植民地となり、フランス領インドシナ(インドシナ連邦)と呼ばれていました。太平洋戦争時後の1945年よりフランスからの独立を目指す戦争(インドシナ戦争)が始まりました。

元々は、フランスからの独立戦争でしたが、第二次世界大戦後の冷戦構造の中で、徐々に東西冷戦の舞台へと変わっていきました。
1950年頃から、フランスはアメリカへの支援を要請しましたが、1954年にディエンビエンフーの戦いで敗北し、フランス軍が撤退し、インドシナ戦争はフランスの敗北で終了しました。

8年間の戦争で、フランス側は約10万人の戦死者を出し、ベトナム側は50万人の戦死者を出しました。

戦争後は、北緯17度線を境に、北部のハノイを中心に中国、ソ連が後押しする北ベトナムと、南部のサイゴン(現在のホーチミン)を中心にアメリカ陣営が後押しする南ベトナムに分裂しました。

1962年には、アメリカがサイゴンに拠点を作り、ベトナム戦争が始まりました。
この戦争は、大きな被害を出し、1975年に北ベトナムの勝利で終了し、1976年にベトナム社会主義共和国が誕生しました。
首都の南ベトナムの首都であったサイゴンは、北ベトナムの国家元首であったホーチミンの名にちなんで、ホーチミン市と改名されました。

ベトナムは漢字圏の国

10世紀以前のベトナムは、中国の南方の1国という扱いだったため、韓国・日本と同じように、儒教、仏教、科挙、漢字など、中国文化と漢字の影響を大きく受けた国です。

元々は、書く文字は漢字、話す言葉はベトナムの言葉でしたが、漢字が難しく普及率が低かったため、植民地時代にポルトガル人宣教師により、ラテン語アルファベット表記のアンナム語(安南語)が作られて、公用語になりました。

公的には、1954年に漢字が廃止され、紙幣からも漢字が消えました。このようにして漢字文化はなくなり、多くのベトナム人は漢字を読めなくなりましたが、今でも漢字の影響は多く残っています。

地名や名前、いろいろな名刺の中に、元々は漢字由来のものが多数あります。
現地の人はアルファベット表記しかしらないため、漢字の意味を知らずに使っていますが、発音から漢字を類推できると、意味が分かりやすい言葉が多くあります。例えば、衣服(イ・フック)、連絡(リエン・ラック)など。

Worrd Donation Report ( WDR ) のご紹介

WDRは、世界各地の問題を不用品の寄付を通じて、解決するためのレポートです

World Donation Reportは、世界の国々から、寄付・ボランティア・福祉に関する生の情報をお届けします。

世界のどこかの国で暮らしておられるサポータ様からの、現地の生の声をお届けしていきます。現地の暮らしや環境などをお聞きした上で、現地の問題を解決するためにどのような寄付品が必要か?について、できるだけ深く掘り下げてレポートします。

世界には色々な問題があり、その問題にまっすぐ取り組んでおられる方々はたくさんいます。私たちは、それらの人々の1つ1つの声を受け止めて、「不用品の寄付」を通じて、より具体的な解決策を探し実施していきます。

1つ1つの問題は小さなことに見えても、集まれば大きな世界レベルの問題となります。同じように、目の前の1つの不用品の活用が、集まれば世界レベルの大きな解決策となります。

私たちは、そんな未来を目指して、世界100か国からのレポートをお届けすることを目標にしています。

WDRの目標

WDRレポートを通じて、セカンドライフが実現したい3つの事をまとめました。

  • 不要品で課題解決ができる国々の情報をWDRとして公開する
  • 課題に添った寄付品を集めて、継続的に支援する体制を創る
  • 支援した後の情報も、レポートとして公開する仕組みを創る

不要品で課題解決ができる国々の情報をWDRとして公開する

まず最初に私たちのできる事は、できるだけ多くの国・場所での起きている事と課題を掘り起こして公開していくことです。

どんな問題が、世界のどこで起きていて、何を支援すれば問題解決に繋がるのか?を明確にすることから、全てが始まります。私たちは、できるだけ詳細なレポート作成と継続支援を目指しています。

課題に添った寄付品を集めて、継続的に支援する体制を創る事

次に、課題に添った寄付品を丁寧に仕分けて準備し、継続的に支援していくことです。

多くの国で必要とされるものもあれば、その国独自に希望する支援品もあります。希望されるタイミングや時期も異なります。

毎月、今、必要な情報を整理し、支援品を過不足なく準備していくことは大変ではありますが、とても必要な事です。私たちは、丁寧に情報を整理し、丁寧に寄付品を仕分けて、丁寧に梱包し、継続的に支援するための体制を整えています。

それでも問題は常に生じますので、現場からの声を聴きながら、小さな改善を積み重ねて行き、昨日より今日の方が少しレベルが高い日を積み重ねていきたいと思います。

支援した後の情報も、レポートとして公開する仕組みを創る事

寄付品を送って終わり。ではなく、寄付した品物に対する声なども、どんどん届けていきます。

喜んで頂けた声や様子をお写真、動画、テキストなどでお届けする事や、足りなかった事やもの・課題なども積極的に公開していきたいと思っています。

レポートを通じて私たちが達成したい事です。

  • 寄付の内容を良い部分も課題も公開し、現在の位置を知り、将来に向けて更に改善していく事。
  • 寄付者の方に、自分が寄付したものの第二の人生を知って頂く事。
  • これから寄付して頂く方に、寄付の可能性を知って頂く事。
  • 自分の課題も解決したいと、WDRに参加して頂ける方が増える事。
  • 自分もWDRに協力したいと、サポートして頂ける方が増える事。

WDRレポーターさんを募集しています

世界の各地で、色々な問題を抱えておられる皆様がおられると思います。

ぜひ、WDRレポーターに参加して、私たちと一緒に問題解決を目指しませんか?

現地の貧困に苦しむ子供たち、若者の就職・犯罪・薬などの問題、目の前で起きている戦争、そんな過酷な現実もあれば、子供たちの教育・遊びに関すること、ママさんたちの子育て・生活支援に関わること、働く人たちがより豊かに生活できるサポートなど、問題にも大小色々な種類があります。

どんな問題でも、具体的な解決には目の前の小さな1つの行動を積み重ねるしかありません。だから私たちは、問題の大小を差別しません。アフリカで飢餓や戦争に苦しむ子供たちも、豊かな国で子育てに悩むママさんも、同じ1つの問題だと捉えています。

自分の行動で1つの小さな笑顔を生み出したい。という思いさえあれば大丈夫です。ぜひ、一緒に行動していきましょう。

私たちにできることは、「継続的な不用品の寄付活動」を通じて、1つ1つの笑顔を積み重ねて、世界各地の問題の解決に貢献することです。

だから私たちは、世界のどこでどのような問題があるのか。を知りたいと思っています。その問題と解決策を考えて、日本の皆様に知ってもらうこと。まずはそこから始めたいと思っています。

世界の各地で、問題を抱えている皆様、目の前の問題を日本の人々に知ってもらい、援助を得たいと考えている皆様、私たちのWDR( World Donation Report )に、レポーターとして参加しませんか?

大きな団体でも、個人様でも問題ありません。
一緒に、世界の課題を1つづつ、解決していきましょう。

WDRサポーターさんを募集しています

セカンドライフでは、WDRサポーターさんを募集しています。

私たちは、モノを届ける事によって、その国の解決する事にチャレンジしています。 しかし、どこの国でも「 物品の輸送コスト 」に関する課題を持っておられます。 そのため、帰国のたびに手荷物で少しづつ持ち帰る。というような草の根運動を行っておられる方が多いです。

セカンドライフでは、この問題を解決するために、下記のお手伝い( ボランティア )を行って頂ける方を募集しています。

  • 支援を必要とする団体のいる都市に行く予定のある方で、手荷物で物資を届けて頂ける方
  • 支援を必要とする団体のお近くの都市にご商売で荷物を送る予定のある方で、空きスペースに支援物資を載せて頂ける方

支援物資は、セカンドライフで選別し梱包したうえで、WDRサポーター様の下へ、支援品のリスト+写真と一緒にお届けします。

現地の受け取り担当の方と、WDRサポーター様のコンタクトに関しては、当初はセカンドライフの方でサポートいたします。 最終的な現地での受け渡しについては、当事者それぞれの許可を頂いた上で、連絡先交換を行って頂き受け渡しを行って頂きます。

現地への持ち込み手荷物用のバッグは、セカンドライフの方で用意します。

中古のスーツケースに、支援物資を入れて梱包した状態でWDRサポーター様の下へとお届けします。 行先、交通手段を理解したうえで、持ち込める手荷物の大きさ・重量内ので準備し、WDRサポーター様の下へと宅配便でお届けいたします。 WDRサポーター様は、そのスーツケースと一緒に出国して頂き、到着した空港から支援地へとお荷物を発送して頂きます。

現在、マレーシア、ザンビア、ブータン王国、コンゴ民主共和国、タイ、フィリピンなどに出発される方を募集しています。

もし、ご興味がありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

情報提供元 REVIEWER / 著者 WRITER

WRITER NPO法人グッドライフ

ホームページ : https://goodlife-npo.org/

NPO法人グッドライフは、不用品のリユースを通じて、世の中の課題解決を行う事を目的としたNPO法人です。不用品を笑顔につなげるためのサービス、セカンドライフ、にこっとを運営しています。「寄付の見える化」に挑戦中です!