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2024年04月17日 更新
タンザニアの孤児院サラハウスです。

今回は、東南アジア カンボジア王国より、レポートをお届け予定です。

東南アジア カンボジア王国からの寄付レポートです

カンボジア王国の情報

カンボジアは、ベトナム、ラオス、タイに挟まれて、東南アジアの南部に位置しています。
面積は、180,000m2で、日本の本州の約80%の広さです。

低地の平野で、年間を通じて高温多湿、年間の平均気温は、27.7度と1年中暑い国です。
東南アジアの国々の多くは、日本のような四季がなく、雨季と乾季に分かれています。雨季はおおよそ5月から11月で、オフシーズンといわれています。

人口は、約1700万人で、90%がクメール人です。通貨はレアルといいます。首都はプノンペンです。

プノンペンは、230万人の人々が住む大きな都市で、近代的なビルの立ち並んでいます。
メコン川とトンレサップ川の合流点に位置しており、クメール帝国時代、フランス植民地時代ともに、中心地でした。

先進国からの盛んな投資により、大発展を遂げて、裕福な人も増えましたが、
その分、貧富の差がとても激しい国でもあります。

カンボジアの歴史

9世紀初頭にクメール王朝が成立し、12世紀から13世紀にかけて最盛期を迎え、有名な寺院であるアンコール・ワットなどの遺跡群が建造されました。

現在のラオス、ベトナム、タイ、ミャンマーの一部を支配下に置く大きな王国で、14世紀にタイのアユタヤ王朝に滅ぼされるまで、大きな勢力を誇りました。

アンコール遺跡群は、クメール王朝の首都の跡です。約400平方キロメートルの広い範囲に、600個を超える石造りの遺跡が存在します。今は、一大観光地として、世界中から多くの観光者が訪れています。

16世紀ころから、大航海時代の影響で西洋人が訪れるようになり、1863年からはフランスの植民地として、統治されるようになりました。東南アジアでは、ベトナム、ラオス、カンボジアの3国が、フランスの植民地として、フランス領インドシナと呼ばれていました。

その後、太平洋戦争の際には一時日本の占領下にありましたが、1953年に完全独立を果たしました。

カンボジアの内戦と大量虐殺

1970年代のベトナム戦争の際には、ラオスと共に、いわゆる「ホーチミンルート」への大規模な爆撃を受けました。
その際の大量投下された大量の爆弾の一部は不発弾となり、カンボジア東部に今も多く残っています。

東西冷戦のあおりを受けて、カンボジアでも共産主義派と民主主義派の内戦が始まりました。

ベトナム戦争の終了に伴い、カンボジアでは、悪名高いポルポトによるクメール・ルージュ政権が力を握りました。

クメールルージュ政権は、知識人を排除し、極端で、原始的な農業回帰政策を行いました。知識人からすべての財産と地位を奪い、農村に追いやり、都市をゴーストタウンにしました。学校・病院・銀行を閉鎖し、通貨を廃止しました。

そして少しでも知識のある者、知識を持とうとする人をすべて強制収容所に送り、そのほとんどの人を殺害しました。

1979年1月に、政権が崩壊するまでのおよそ4年弱の期間に、150万から200万人の人々が犠牲になったと言われています。当時のカンボジアの人口が、約780万人ですので、国民の1/4が虐殺されたことになります。

多くのカンボジア人が殺害された刑場は、「キリング・フィールド」と呼ばれています。この虐殺を取材したニューヨーク・タイムズ記者で、後にピューリッツァー賞を受賞したシドニー・シャンバーグの実話を映画化した「キリング・フィールド」という映画がヒットしましたので、ご存じの方も多いと思います。

カンボジアの人口分布は、未成年の数が多く高齢者が少ない「富士山型」です。これは1950年頃の日本と似ていて、出生率と死亡率が高いことを表しています。2020年時点でのカンボジアの平均年齢は約26歳で、世界155位です。

日本の平均年齢は、48歳で世界2位ですので、それと比べるとかなり平均年齢が低いことがわかります。

年齢別にみると40代の方が極端に少なくなっています。これは、上述した大量虐殺の影響で、出生率が大幅に下がったためです。

カンボジアといえば、地雷が多いことでも有名です。
多くの地雷が、北西部のタイとの国境近くに埋められています。

1979年にポルポトが政権を奪われてタイ国境の方まで逃げていきましたが、それを追う新政権軍とベトナム軍との間で、内戦がおこりました。1998年にポルポトが亡くなるまで内戦は続き、その間に多くの地雷が埋められました。その数は、400万個とも600万個とも言われています。

1996年には、3000人以上が地雷の犠牲となりましたが、現在では撤去が進み、数が大幅に減りましたが、2020年時点でも年間で、65名の方が、地雷の犠牲となっています。

カンボジアにおける貧富の差

都市部と農村部の地域格差、ポルポト時代の影響。

今回は、水上生活者を支援する屋台スクール

サンコウ チャムゾク 水上生活 https://jp.globalvoices.org/2019/01/17/49911/ プノンペンの街中には、スラム街があります。また、川沿いにはボートの上で水上生活している人々もいます。 どの国でもそうですが、貧困連鎖が起きている地域があります。理由は、国・地域によりそれぞれですが、貧しさのため子供が学校に行かず、労働に従事し、単純労働

Worrd Donation Report ( WDR ) のご紹介

WDRは、世界各地の問題を不用品の寄付を通じて、解決するためのレポートです

World Donation Reportは、世界の国々から、寄付・ボランティア・福祉に関する生の情報をお届けします。

世界のどこかの国で暮らしておられるサポータ様からの、現地の生の声をお届けしていきます。現地の暮らしや環境などをお聞きした上で、現地の問題を解決するためにどのような寄付品が必要か?について、できるだけ深く掘り下げてレポートします。

世界には色々な問題があり、その問題にまっすぐ取り組んでおられる方々はたくさんいます。私たちは、それらの人々の1つ1つの声を受け止めて、「不用品の寄付」を通じて、より具体的な解決策を探し実施していきます。

1つ1つの問題は小さなことに見えても、集まれば大きな世界レベルの問題となります。同じように、目の前の1つの不用品の活用が、集まれば世界レベルの大きな解決策となります。

私たちは、そんな未来を目指して、世界100か国からのレポートをお届けすることを目標にしています。

WDRの目標

WDRレポートを通じて、セカンドライフが実現したい3つの事をまとめました。

  • 不要品で課題解決ができる国々の情報をWDRとして公開する
  • 課題に添った寄付品を集めて、継続的に支援する体制を創る
  • 支援した後の情報も、レポートとして公開する仕組みを創る

不要品で課題解決ができる国々の情報をWDRとして公開する

まず最初に私たちのできる事は、できるだけ多くの国・場所での起きている事と課題を掘り起こして公開していくことです。

どんな問題が、世界のどこで起きていて、何を支援すれば問題解決に繋がるのか?を明確にすることから、全てが始まります。私たちは、できるだけ詳細なレポート作成と継続支援を目指しています。

課題に添った寄付品を集めて、継続的に支援する体制を創る事

次に、課題に添った寄付品を丁寧に仕分けて準備し、継続的に支援していくことです。

多くの国で必要とされるものもあれば、その国独自に希望する支援品もあります。希望されるタイミングや時期も異なります。

毎月、今、必要な情報を整理し、支援品を過不足なく準備していくことは大変ではありますが、とても必要な事です。私たちは、丁寧に情報を整理し、丁寧に寄付品を仕分けて、丁寧に梱包し、継続的に支援するための体制を整えています。

それでも問題は常に生じますので、現場からの声を聴きながら、小さな改善を積み重ねて行き、昨日より今日の方が少しレベルが高い日を積み重ねていきたいと思います。

支援した後の情報も、レポートとして公開する仕組みを創る事

寄付品を送って終わり。ではなく、寄付した品物に対する声なども、どんどん届けていきます。

喜んで頂けた声や様子をお写真、動画、テキストなどでお届けする事や、足りなかった事やもの・課題なども積極的に公開していきたいと思っています。

レポートを通じて私たちが達成したい事です。

  • 寄付の内容を良い部分も課題も公開し、現在の位置を知り、将来に向けて更に改善していく事。
  • 寄付者の方に、自分が寄付したものの第二の人生を知って頂く事。
  • これから寄付して頂く方に、寄付の可能性を知って頂く事。
  • 自分の課題も解決したいと、WDRに参加して頂ける方が増える事。
  • 自分もWDRに協力したいと、サポートして頂ける方が増える事。

WDRレポーターさんを募集しています

世界の各地で、色々な問題を抱えておられる皆様がおられると思います。

ぜひ、WDRレポーターに参加して、私たちと一緒に問題解決を目指しませんか?

現地の貧困に苦しむ子供たち、若者の就職・犯罪・薬などの問題、目の前で起きている戦争、そんな過酷な現実もあれば、子供たちの教育・遊びに関すること、ママさんたちの子育て・生活支援に関わること、働く人たちがより豊かに生活できるサポートなど、問題にも大小色々な種類があります。

どんな問題でも、具体的な解決には目の前の小さな1つの行動を積み重ねるしかありません。だから私たちは、問題の大小を差別しません。アフリカで飢餓や戦争に苦しむ子供たちも、豊かな国で子育てに悩むママさんも、同じ1つの問題だと捉えています。

自分の行動で1つの小さな笑顔を生み出したい。という思いさえあれば大丈夫です。ぜひ、一緒に行動していきましょう。

私たちにできることは、「継続的な不用品の寄付活動」を通じて、1つ1つの笑顔を積み重ねて、世界各地の問題の解決に貢献することです。

だから私たちは、世界のどこでどのような問題があるのか。を知りたいと思っています。その問題と解決策を考えて、日本の皆様に知ってもらうこと。まずはそこから始めたいと思っています。

世界の各地で、問題を抱えている皆様、目の前の問題を日本の人々に知ってもらい、援助を得たいと考えている皆様、私たちのWDR( World Donation Report )に、レポーターとして参加しませんか?

大きな団体でも、個人様でも問題ありません。
一緒に、世界の課題を1つづつ、解決していきましょう。

WDRサポーターさんを募集しています

セカンドライフでは、WDRサポーターさんを募集しています。

私たちは、モノを届ける事によって、その国の解決する事にチャレンジしています。 しかし、どこの国でも「 物品の輸送コスト 」に関する課題を持っておられます。 そのため、帰国のたびに手荷物で少しづつ持ち帰る。というような草の根運動を行っておられる方が多いです。

セカンドライフでは、この問題を解決するために、下記のお手伝い( ボランティア )を行って頂ける方を募集しています。

  • 支援を必要とする団体のいる都市に行く予定のある方で、手荷物で物資を届けて頂ける方
  • 支援を必要とする団体のお近くの都市にご商売で荷物を送る予定のある方で、空きスペースに支援物資を載せて頂ける方

支援物資は、セカンドライフで選別し梱包したうえで、WDRサポーター様の下へ、支援品のリスト+写真と一緒にお届けします。

現地の受け取り担当の方と、WDRサポーター様のコンタクトに関しては、当初はセカンドライフの方でサポートいたします。 最終的な現地での受け渡しについては、当事者それぞれの許可を頂いた上で、連絡先交換を行って頂き受け渡しを行って頂きます。

現地への持ち込み手荷物用のバッグは、セカンドライフの方で用意します。

中古のスーツケースに、支援物資を入れて梱包した状態でWDRサポーター様の下へとお届けします。 行先、交通手段を理解したうえで、持ち込める手荷物の大きさ・重量内ので準備し、WDRサポーター様の下へと宅配便でお届けいたします。 WDRサポーター様は、そのスーツケースと一緒に出国して頂き、到着した空港から支援地へとお荷物を発送して頂きます。

現在、マレーシア、ザンビア、ブータン王国、コンゴ民主共和国、タイ、フィリピンなどに出発される方を募集しています。

もし、ご興味がありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

情報提供元 REVIEWER / 著者 WRITER

WRITER NPO法人グッドライフ

ホームページ : https://goodlife-npo.org/

NPO法人グッドライフは、不用品のリユースを通じて、世の中の課題解決を行う事を目的としたNPO法人です。不用品を笑顔につなげるためのサービス、セカンドライフ、にこっとを運営しています。「寄付の見える化」に挑戦中です!