認定 NPO法人グッドライフは、寄付の見える化に挑戦中!
認定 NPO法人が、寄付の見える化に挑戦中!

イナヤワンのごみ山を後にして、次に向かったのは、バジャウ族の村です。
バジャウ族は、古来より船で海を移動する回遊民族で、インドネシア、マレーシア、フィリピンなどの海域に分布して生活しています。
元々は海と共に生きる民族でしたが、近年の工業化された漁業の中で昔ながらの漁業では生活が成り立たず、フィリピンのセブ島のバジャウ族は、現在は陸に上がって生活しています。
男性の多くは、伝統的なボートを使って荷物の運搬を行ったり、島々を巡るアイランドホッピングなどの観光業を行ったり、トライシクルの運転手などの仕事で生計を立てています。
多くの人は手に職もなく学歴もないため、失業率は高めです。
このような理由で、バジャウ族の住む村は、スクワッタースラム( 不法占拠された土地のスラム )化しています。
バジャウたちは、水路の上などに、伝統的な高床式の家を建てて、生活しています。
高い柱で、2階だけが設置された家のようなイメージです。
上下水道も整備されていないため、家屋の下にごみや排せつ物が堆積し、不潔な環境になっています。
職に就けない若者は、軽犯罪などを行う人もいます。子供たちはものごいする子もいます。
ぱっと見では、わかり辛いですが、ネイティブのフィリピン人とも異なるため、フィリピン人コミュニティからも距離を置かれているのが現状です。
公立学校に通う権利はあり、多くの子供が通っていますが、将来への展望が描けず、学校に行きたがらない子、途中退学する子が多いそうです。卒業したとしてもプライマリースクール( 小中学校 )までが大半で、高校、大学に行ける人は、ほんの一握りです。
子供たちの世代が、大人になるころに、フィリピンの社会に溶け込むためには、教育が必要不可欠です。
そのために、バジャウ族の村の中には、政府が設置した小さな幼稚園もあり、政府機関から保育士さんも派遣されています。
バジャウ族の村を歩いていると、楽しそうでのほほんとした雰囲気と生活を感じますが、少し先を見ることができる大人たちは、現状の閉塞感と将来への不安を感じています、
私たちは、村長の息子さんであるデンジと連絡を取りながら、文房具などの教育支援を行っています。
彼の弟は、教育を受けることができたバジャウ族で、学校で先生をしています。
まりんかの住む予定のオランゴ島は田舎で、とてものんびりした島ですが、オランゴ島とは対照的なバジャウの村とイナヤワンのゴミ捨て場の様子を見てもらうことで、フィリピン セブ島の今を多角的に見て感じてもらうことができたと思います。







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