認定 NPO法人グッドライフは、寄付の見える化に挑戦中!
認定 NPO法人が、寄付の見える化に挑戦中!

フィリピンに暮らすバジャウ族は、もともと海を生活の場としてきた海洋民族で、「海の遊牧民」とも呼ばれてきました。彼らはスールー海やミンダナオ島周辺を中心に、船の上で暮らしながら漁や交易を行い、国境という概念が生まれる以前から海を自由に移動して生活してきました。しかし近代国家の成立と国境管理、定住を前提とした社会制度の広がりによって、その生き方は次第に受け入れられなくなっていきます。
フィリピンでは現在、多くのバジャウ族が都市沿岸部や港湾周辺に集まり、水上集落やスラムで暮らしています。
マニラ、セブ、ダバオなどの都市では、橋の下や海沿いに簡易的な住居を構え、物乞いや廃品回収、日雇い労働などで生計を立てる家族も少なくありません。教育や医療へのアクセスは限られ、子どもたちが学校に通えないケースも多く、貧困が世代を超えて固定化されやすい状況にあります。
こうしたバジャウ族の姿を、フィリピン人の多くは複雑な感情で見ています。
一部の人々は、バジャウ族を「かわいそうな人たち」「助けるべき存在」と捉え、教会やNGOを通じて支援活動に関わっています。
一方で、都市部では「物乞いをする人たち」「スラムの住民」「治安や景観を悪化させる存在」といった否定的なイメージで見られることも少なくありません。特に子どもを連れた物乞いの姿は、日常風景として定着する一方で、差別や無関心を生む要因にもなっています。
また、多くのフィリピン人にとって、バジャウ族は「自分たちとは違う文化を持つ人々」でありながら、その歴史や背景について深く知られていない存在でもあります。
海で生きてきた高度な知識や潜水技術、独自の価値観があったことは、観光やメディアで断片的に紹介される程度で、スラムでの現在の姿だけが強く印象づけられがちです。その結果、「なぜ貧しいのか」「なぜ定住しないのか」といった表面的な理解にとどまることが多いのが現実です。
セカンドライフでは、セブのスクワッタースラムに住むバジャウ族の村を定期的に訪れて支援しています。
この村では、教育の不足から起こる様々な問題が生じています。
ごみの不法投棄、違法薬物、少女売春、物乞いなどです。
人々は陽気で人懐こく、表面上は明るい村ですが、背景には複雑な問題を抱えています。
それでも、村長をはじめ、人々は変わろうとしています。将来のための教育支援が必要とされています。




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